惜しい広告

今年初めの話

札幌出張の際に中部国際空港登場ゲートにて下記の広告が目に付いた。

gomatamago.jpg


要するにこの広告の主張は、ごまのえさで育てた鶏が産んだ卵なので、セサミン、旨み、ビタミンEがすごいという内容なのだろう。

前回のエントリーでも触れた

3.訴求点に対するメッセージとビジュアルが合致していること

という意味では、ビジュアルがしっかりとこの卵のベネフィットを感じさせているのに関わらずメッセージがややずれている感じが否めない。

現在でも「独自の売り」が伝わってくる広告であるが、メッセージがもう少し良ければより良い広告となるだろう。惜しい。

わたしだったらメッセージをこうする。

「食べくらべてみてください。」部分を

 ↓↓

「この弾力は、栄養パンパンに詰まっているからです。」

とする。

いかがだろうか?

ビジュアルとコピーと一致感が増さないだろうか?



☆☆今日のマーケティングぅ☆☆

「コピーとビジュアルは婚姻関係」

マーケティングのご相談は加藤洋一まで

情報価値最大化の極意

マーケティングという活動は、

1.情報伝達のスピードを上げること
2.情報価値を最大化すること

の2点であると考える。

1.2.共に重要であるが、出来ている企業は少ない。特に2.がへたである。

私の例で恐縮であるが、わかりやすいと思うので説明しよう。

私のサイトには、「主なコンサルティング実績」というコンテンツがある。実際に行ってきたコンサルティング実績を随時アップしている。

主なコンサルティング実績

ここに最近、実績として出来たものを追加した。実際に追加した文章は次の通りである。

東証1部上場売上1,000億を超えるシステム会社サービスメニュー用のセールスレターを提供。高額ソフトを販売するための優良見込客を低コストで発掘することに成功。

これは事実である。

この文章を読んだ後と読む前では、私に対するイメージはどう変わったか?を考えてみてもらいたい。

恐らく大半の人が、「へぇ〜。加藤さんは上場企業のセールスライティングもやっているんだ。すごいな。」と思っていただけるだろう。

レベル0=事実を伝えない
レベル1=事実を伝える
レベル2=事実を最大化して伝える

事実を伝えるにもこのようなレベルがある。レベル0とレベル2の差は大きい。

非常に重要なことなので覚えておいて欲しい。

ちなみに

1のレベルだと上記の文章はこうなる。

システム会社のサービスメニュー用のセールスレターを提供。優良見込客を低コストで発掘することに成功。

2を行っていくとより大きな事実(次のレベルの売上や案件)がやってくることを忘れないで欲しい。

事実を棚卸して最大化して伝える。

とても重要なマーケティング活動である。

注意!事実をねじまげてウソを言うのは持っての外である。ウソは必ずばれる。


☆☆今日のマーケティングぅ☆☆

「事実を最大化して伝える」

マーケティングのご相談は加藤洋一まで

忘れられないメッセージ

「お口で溶けて手で溶けない!」

このコマーシャルをご存知だろうか?

かなり古いのにも関らず覚えている方も多いことだろう。

M&M'SのチョコレートのCMで流れたメッセージである。

私が研究しているUSP(Unique selling proposition)をまとめたとされている米国広告界の巨人ロッサー・リーブスが手がけたCMである。

リーブスがこのメッセージと共にCMで流したビジュアルは次のとおり。

mandmspot.jpg


このCMのおかげでM&M'Sは世界に普及したといっても過言ではない。今でもこのCMキャンペーンは、米国における優秀な広告キャンペーンとして評価されている。

このCMの裏側を私なりに検証すると

1.訴求点が他の製品にはないユニークさであり、そのユニークさが消費者のベネフィットを主張していること。
2.その訴求点を一発でわかりやすく訴求していること。
3.訴求点に対するメッセージとビジュアルが合致していること。
※当時はライバル製品にはなかった主張であった。現在ないかどうか調査しておりません。

この3点につきる。これが脳科学的に見ても長期的な記憶に送られる。

だから売れたのである。

10数年後経ったいまでも記憶に残るメッセージとビジュアルを考えてみると良い。

リーブスが活躍した時代は、1960年代であるが、この法則は普遍。使いこなせばプローモーションのパフォーマンスが圧倒的に上がるはずである。

参考:USPに関しては、「USPとは」をご覧ください。


☆☆今日のマーケティングぅ☆☆

「長期記憶に残る広告を」

マーケティングのご相談は加藤洋一まで

マスコミに出る方法

以前のエントリーで説明した。4Pの「プロモーション」、4Cの「コミュニケーション」の中にマスコミを活用したPRとう手法が含まれる。

プロモーションには、お金を払って媒体の枠を買う「広告」とマスコミに掲載されて「記事」として取り上げられるものがある。

前者のメリットとしては、お金をかければ必ず掲載されるのでコントロールできる。しかし広告なので信頼性は低い。後者の場合はお金はかからないが、必ず掲載されるわけではないのでコントロールできない。しかし掲載された場合は信頼性が高い。

この2つをバランスよく打ち手として行っていくことがマーケティング的には大変重要である。私のクライアントには、両方を戦略的に使い分けて成果を上げてもらっている。

PRのやり方は、大きく分けると2つある。
1.プレスリリース(報道用資料)を書く。
2.記者にプレゼンする。

1.は、ネットで「プレスリリース」と検索すると配信サービスがいくつか出てくる。それを活用して「プレスリリース用の記事を投稿する。

2.は、文字通りアナログ的な処方であるが確実性が高い。記者さんと人間関係を作って掲載を狙うものである。

私自信およびクライアントにアドバイスした経験からすると2.がおすすめである。

やり方に関しては、また別の機会に説明したい。

いずれにせよ、戦略的にマスコミ対策をやらなけれならない時代に突入していることは間違いない。

それには、社会性(流行)と自社の製品・サービスを結びつける着想力が重要である。


☆☆今日のマーケティングぅ☆☆

「マスコミに掲載される切り口を思考せよ」

マーケティングのご相談は加藤洋一まで

マーケティングの最後は局地戦

マーケティングの最後は、

必ずお客様を行動させる局面になる。

そうならなければ、売上が上がらないからだ。

数ヶ月前、仕事で京都に行った時、

見つけたポップがおもしろいので紹介したい。

お客様を行動させるという意味では秀作である。

まずは、そのポップの写真をご覧いただきたい。

ポップ


これは、とある神社の境内に貼ってある。

写真ではわからないが、参拝し終わったお客様が必ず通る道順で、視線に入るところに計算されて貼ってある。

「おもわずうまい」とうなってしまった。

おそらく相当売上に貢献していることだろう。

このポップのうまさを説明したい。

まずは、ターゲットがしっかりと絞り込んであること。

京都の神社は、修学旅行生の参拝が多いため生徒はこのポップを見たときに「自分のことだ」と注意を惹かれてしまうことだろう。

そして、「95%の方が」という部分で人間の根源にある欲求「所属の欲求」をうまく突いている。これで興味を持たせることに成功している。

最後に「ガイドとストラップを手にしています。」と具体的な行動を示すとともにオファー(提案)をしている。ガイドは無料でストラップは有料であるが、無料ガイドを提案することで行動しやすくなっている。

おそらく多くの方がガイドブックを手にし、ついでに有料のストラップまで購入していることだろう。

このように小さな承諾(無料ガイド)を得てから大きな承諾(有料ストラップ)にステップアップさせるほうが人の心理を行動につなげるのには良い。

たかがポップだが、されどポップである。

しっかりと作りこんであるポップだ。

この神社の境内を見たら、新築されたばかりだった。

かなり参拝客がお金を落としていることだろう。


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「局地戦では、行動と心理を計算せよ」

マーケティングのご相談は加藤洋一まで

マーケティングコミュニケーションを円滑にするコツ

昨日のエントリーで説明したとおり、ほとんどの企業が4Cの視点でマーケティングが出来ていない。
http://katoyoichi.blog50.fc2.com/blog-entry-4.html

4Cの中にあるコミュニケーション(Communication)・・・顧客が満たされる広告、様々な販売促進活動、パブリシティなどによるコミュニケーションも例外ではない。

ここを修正していくためにはどうすれば良いのか?

答えは簡単である。

我々人間で考えてみて欲しい。

コミュニケーションを円滑にするためには、どうしているか?

傾聴である。

相手の話に耳を傾けるだけで良い。

企業の4Cにおけるコミュニケーションも同様である。

さて、その聞き方がポイントである。

プロのカウンセラーかアマチュアか?

いろいろな製品がある中で一体どこが良くてどんな点を気に入って買っていただけたのですか?

これがプロのカウンセラーの問い方である。これをうまく根掘り葉掘り聞く。

先日、大塚製薬のロングセラーブランドを担当されているブランドマネージャーの話を聞く機会があったが、莫大な予算をかけてのマクロリサーチも重要ではあるが、彼らが結構頼りにしているのもこんなミクロを対象としたリサーチ手法であったことには驚いた。

優れてインタビュアーという前提があるが、つまりはずれがないということである。

中小企業こそ活用すべきリサーチはこのようなものである。


☆☆今日のマーケティングぅ☆☆

「買ってくれた理由を根掘り葉掘りお客様に聞け」

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4Pから4Cへ

そもそもマーケティングとは?

プロモーションのことを指してマーケティングだと勘違いしている人がいるが違う。

米国マーケティング協会の定義によると・・・

マーケティングとは、個人と組織の目的を満たすような交換を生み出すために、アイデアや財(製品のこと)やサービスの考案から、価格、プロモーション、そして流通に至るまでを計画し実行するプロセスである。
※コトラーのマーケティング・マネジメントより引用

マーケティングの基礎理論として4Pというものがある。

具体的には次の4つを指す。

製品(Product)・・・品質、デザイン、基本性能、パッケージング、ブランド、サービスなど
価格(Price)・・・標準価格、小売価格、卸価格、取引条件など
プロモーション(Promotion)・・・広告、様々な販売促進活動、パブリシティなど
流通(Place)・・・店舗立地、在庫、配送、チャネルなど

20世紀のマーケティングは、高度成長時代。
21世紀は上記の4P概念をより顧客の目線より考えたラウターボーンという方が、提唱する4C概念が重要だと考える。

彼はこう主張している。

売り手は4Pを設定する前に、まず買い手の視点での4Cの検討から入るべきだ。

4Cとは、

顧客価値(Customer value)・・・顧客が欲する品質、デザイン、基本性能、パッケージング、ブランド、サービスなど
顧客コスト(Customer cost)・・・顧客が納得する標準価格、小売価格、卸価格、取引条件など
利便性(Convenience)・・・顧客に便利な店舗立地、在庫、配送、チャネルなど
コミュニケーション(Communication)・・・顧客が満たされる広告、様々な販売促進活動、パブリシティなどによるコミュニケーション

これが出来ている中小企業は少ない。

これに軌道修正していくことが21世紀に勝ち残る企業となる。


☆☆今日のマーケティングぅ☆☆

「お客目線でマーケティング活動を見直せ」

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★関連図書
コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント 第12版コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント 第12版
(2008/04/02)
フィリップ・コトラー、ケビン・レーン ケラー 他

商品詳細を見る

松竹梅

中小企業の皆さんは安易に価格を下げてしまうことがなぜ多いのか?

これは、無思考で価格を下げれば集客できると勘違いしているケースが多い。

10%の価格OFFは、粗利ベースで考えると何%OFFすることになるのか?

ここからはじまる悪循環。

私のコンサルティング現場では、まず価格アップできないかを考える。

その際、ほとんどのクライアントさんがびびる。

なぜなら価格をあげることでお客様を失うことになるのではと思っているからだ。

一年後大抵のクライアントさんがこう言う。

「価格は上げても大丈夫でした。」

リスクなく価格を上げるには、現在の価格を「梅」に設定することである。

そして、「竹」、「松」を設定すれば良い。

そうすれば、次第に「竹」が多くなり、「竹」が標準になる。

そうしたら「竹」をまた「梅」にすればよい。

これを繰返すだけで価格アップは簡単に行っていける。

だまされたと思ってやってみてください。

お客様が感じている価値観はあなたが思っている以上に価格以外にある。


☆☆今日のマーケティングぅ☆☆

「松竹梅メニューを作って価格アップを」

マーケティングのご相談は加藤洋一まで

おっぱっぴー

我が家の子供が間もなく3歳になる。

毎日

そんなの関係ねぇ♪

そんなの関係ねぇ♪

おっぱっぴぃ

とか

もーーうっ

ややこしやぁ♪

ややこしやぁ♪


と口ずさんでいる。

子供が口ずさむ=記憶に粘るメッセージ、フレーズということがいえる。

企業のマーケティングメッセージを考えるときに

これらの概念は非常に役立つ。

記憶に残るには、

1.言語

2.音感(リズム)

3.ビジュアル

の3要素が影響する。

子供が口ずさむところにマーケティングメッセージのヒントがある。

企業のプロモーションもこうであれば有利なはずである。


☆☆今日のマーケティングぅ☆☆

「子供に伝播するようなメッセージを作れ」

マーケティングのご相談は加藤洋一まで

マーケティングぅとは?

はじめまして、マーケティングコンサルタントをやっている加藤と言います。

このブログでは、私が感じたり、思考したり、実践したりと毎日得られた情報を吟味して皆様にお届けいたします。

私は、性格上飽きっぽいのでいつまで続くかわかりませんが、ほぼ日刊にて配信の予定です。

ちなみにマーケティングぅの小さい「ぅ」は、エドはるみさんのネタからバクらせていただいております。

グッドなマーケティング情報を毎日綴っていきます。

では、お楽しみに

加藤洋一

 

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